研修生を呼びたい

現在、日本は技術大国として、世界に大きな貢献をしています。一方で、その技術を継承する人材が育たないということで問題にもなっております。そのギャップを埋めるため、海外からの人材への技術継承が期待されています。一方で、日本の技術を継承し各国の経済発展のために貢献することが、日本の課題の一つともなっています。

このように、日本で知識や技術を習得してもらい各国の経済に貢献できる人材を育てたい、今持っている技術をなんとか途上国の人々に継承したい、とお考えの方は、「研修」というビザをとることによって研修生を日本に呼ぶことが可能となります。「研修」というのは、「日本の公私の機関により受け入れられて行う技術、技能または知識の取得をする活動」とされています。これには、第1次産業、第2次産業、第3次産業のほか、経営、企業管理についての知識の修得も含まれます。そして、外国側の送り出し機関と日本側の受け入れ機関とが求められる基準をクリアすれば外国から研修生を呼ぶ事が出来ます。

なお、技能実習の場合を除き、研修ビザで来日した研修生に対し賃金を支払うことは出来ません。が、一定のレベルの研修手当の支給は認められています。また、研修終了後は、帰国して修得した技術や技能を活かし、本国の発展に寄与すべく努力する事が前提条件となっています。